コーポレートサイトリニューアルの成功ポイントを解説・事例付き | 株式会社ベートーベン

コーポレートサイトリニューアル
の成功ポイントを解説・事例付き

コーポレートサイトリニューアル は、今や企業のマーケティング活動にとって欠かせない、戦略の一つです。企業の顔であるコーポレートサイト。
商談や契約前には必ずと言っていいほど、見られるようになったのではないでしょうか。
Webサイトが更新されていなかったり、見た目が古いと、企業の信頼性が損なわれ、成約の脚を引っ張ってしまうことも。反対に、コーポレートサイトで自社の強みやアピールしたいポイントをわかりやすく掲載しておくことで、Webそのものが自社の営業活動を肩代わりしてくれる存在にもなります。

3-5年に一度はサイトリニューアルされているという企業のコーポレートサイト。
サイトリニューアルの成功のポイントをまとめました。

コーポレートサイトとは?


コーポレートサイトは、企業が自社のサービス内容や企業情報を社内外に紹介するためのWebサイトです。
目的は、「自社がどのような会社で、どのようなお困り事に役立つ会社かを知ってもらうため」。

Webサイトでしっかりとそれを伝えることに成功すれば、自社のブランディング力も向上するだけでなく、顧客とのコミュニケーションのツールとしても活用することができます。
「HPに載っていた●●なんだけど、もうちょっと詳しく教えてくれないかな」という形で、既存の顧客に別のサービスを知ってもらうこともできます。

主な掲載内容は下記の通りです。

・企業情報
・企業理念
・サービス内容
・自社の強み/PRポイント
・導入事例
・ニュース
・採用情報
・お問合せフォーム
・資料ダウンロード
・コラム/ブログ
・よくあるご質問

コーポレートサイトリニューアルの必要性

3-5年周期でリニューアルする企業が多いと言われるコーポレートサイト。
リニューアルの目的は様々ですが、主に下記のようなことが上げられます。

デザインが古く感じられる

ファッションなどと同じように、Webサイトのデザインにもトレンドがあります。日に日に進歩するインターネット技術により、多くの画像や動画の閲覧が可能になったり、Webサイト上での表現力がどんどん上がっています。テキストや静止画だけのコーポレートサイトでは、古く感じられますし、何より同業他社のコーポレートサイトと大きく差をつけられる懸念もあります。
スマートフォンやタブレットで見やすく表示されるような設計も必要です。

ブラウザのバージョンに合わなくなった

Webサイトは、Google ChromeやMicrosoft Edge、Safari等様々なブラウザで閲覧されますが、ブラウザはウイルスや詐欺といった脅威から回避するため、日々バージョンアップを繰り返しています。そのため、コーポレートサイト制作時のブラウザのバージョンでは動作していたWebサイトが、「急に動かなくなったり、表示されなくなった」ということも起こります。

長年の更新で構成が複雑になってしまった

サイトリニューアル時は綺麗に収まっていたサイトの情報も、様々な更新を繰り返していくと情報の置き場所が煩雑になり、いつの間にかわかりにくいサイト構成になってしまうことは往々にしてあります。
数年に一度のリニューアルのタイミングで、改めて、企業の事業内容や経営戦略も含めて見直し、コーポレートサイトに反映する、という作業は、企業にとってとても効果的なタイミングとなります。

サービス内容が変わった、増えた

数年間の企業活動の中で、自社のサービス内容が変わったり、増えたりということも多いのではないでしょうか。
また、サービス内容は変わらなくても、強みや売れているサービスにも営業活動の中で変化していきます。
コーポレートサイトには、「企業の今」がタイムリーに反映されていることがとても大切です。

スマートフォンへの対応ができていない

スマートフォンでの閲覧者が年々増加しており、コーポレートサイトといえど、スマートフォン表示への対応は必須であるといえるでしょう。
PC版の表示がそのまま小さく縮小されてスマートフォンで表示されているというコーポレートサイトを今でもたまに見かけることがありますが、文字や画像が小さく見えづらかったり、画像が重くて表示に時間がかかったりするため、ユーザーがサイト離脱やアクセスの減少を招きます。

また、Googleはスマートフォン対応を評価して検索表示順位を決めると発表し、2021年5月に「Core Web Vitals」というユーザー体験に関する指標がGoogle検索のランキング要因として組み込まれました。この指標には前述の表示速度と併せて、スマートフォンで閲覧しやすいかどうかも含まれています。

そのため、SEOという観点からもモバイルフレンドリーなサイト作りは必須となります。

コーポレートサイトリニューアルのメリットは6つ

コーポレートサイトは、取引先や潜在顧客、採用関連など企業にとって最も重要な人々が必ず見るWebサイト。
ターゲットに対して、自社が伝えたい情報がしっかりと伝わるWebサイトにすることで得られるメリットは大きく6つです。

企業やブランドイメージの向上

最新のデザインのコーポレートサイトになると、まず企業イメージの向上につながります。また、Webサイトがタイムリーに更新されていれば、企業活動が常に活発になされており、アップデートされている印象を顧客に持ってもらうこともできます。新規顧客にとっては、第一印象のイメージはとても大切です。

サイトの機能性向上

ユーザー側と管理側両方の機能性向上を図ることができ、それにより、サイトの表示速度も向上します。
サイトの表示速度向上は、前述の通り、SEO対策に有効です。

サイトの運用が便利に

リニューアル時に、WordpressなどのCMSを導入しておけば、社内での更新も可能になり、サイト運用が圧倒的に便利になります。
これにより、更新頻度も向上し、結果としてSEO対策に効果的です。

アクセス数の向上

サイトの更新頻度が上がると、サイト全体のSEO効果が改善するため、様々なページから新しいユーザーが流入する可能性が生まれます。
結果として、アクセス数の向上が見られ、様々な顧客に自社のサービスを知っていただく機会が増加します。

スマートフォンへの対応が可能に

リニューアル時には、スマートフォンへの表示対応も併せて行うため、ユーザー側の利便性が向上します。前述のように、Googleはスマートフォン対応しているサイトを評価し、検索順位を決めると発表しています。BtoB企業でスマートフォンからの閲覧は少ない企業様もスマートフォンへの対応は行うことをお勧めいたします。

最新のSEO対策

リニューアル時には、SEO対策を考慮したサイト構築を行うため、最新のSEO対策が施されたコーポレートサイトにアップデートされます。
リニューアル自体がSEOの効果を生むわけではありませんが、検索結果上位を狙うための基礎的な土台構築がなされます。

コーポレートサイトリニューアルのデメリット

コーポレートサイトをリニューアルするためには、それなりの時間と労力が必要となります。

費用と時間がかかる

最大のデメリットはやはり、費用と時間。
会社全体のことを再度整理し、戦略的に設計していくことになるので、専属の担当者も必要となります。サイトを作るための素材集めや、制作会社都のやり取りなど「忙しくてサイトまで手が回らない」という企業様も多いのではないでしょうか。

弊社では、コーポレートサイトリニューアルには、事業規模にもよりますが、約半年の期間を設定することをお勧めしています。
短期間で集中的に作るのではなく、他部署への確認や連携もひつようとなるため、時間をかけて戦略的に設計しながら、他の業務も並行して進められるよう、計画的に行うことがリニューアル成功の秘訣です。

サイトの検索順位が下がる場合がある

リニューアルを行うと、Googleなどの検索結果順位が一時的に下がる場合があります。これは、リニューアルにあたり、サイトの構造や内容が変わるため、Googleなどの検索エンジンがサイトを再評価するためです。
リニューアルのタイミングが、年間の稼ぎ時のタイミングに重なって受注数に影響が出ないよう、配慮が必要です。

サイト構造やデザインについて

サイト構造とは、いわゆるサイトの全体設計書ですが、下記のようにトップページ→大カテゴリ→中カテゴリ→記事ページというように、サイト全体が綺麗なディレクトリ構造になっていると、SEOには効果的な構造だと言われています。

サイト構造

サイト構造は「ユーザーファーストが基本」

サイト構造を考えるときには、何よりもまず「ターゲットとするユーザーが何を求めているか」が最も重要になります。

・サイトに訪れるユーザーがどんな情報を求めているか
・自社は其のニーズにどう答えられるか
・どのような順番に並んでいれば読みやすいか

この3点を徹底的に調査・議論し、仮設を立てた上で、サイト構造を組み立てることをお勧めしています。

サイトデザインは「コンセプトが命」

サイトデザインは、ユーザーに与える印象を大きく左右する重要な要素です。
ただ、かっこいい、綺麗なサイトでは意味がありません。

デザインを決める前に、このサイトは「誰に何を提供するサイトか」のコンセプトと目的を決め、
目的に沿ったデザインにすることが大切です。
その上で、制作したデザインは、

・企業のイメージに合っているのか
・見やすさ
・読みやすさ
・分かりやすさ

を考えながら、制作していくことが重要になります。

コーポレートサイトリニューアルの進め方

ここでは、コーポレートサイトリニューアルの進め方をご紹介いたします。

サイト制作の進め方

現状分析で自社の課題と強みを洗い出す

現状分析では、3つのポイントを確認します。

1.サイトのアクセス状況
2.マーケティング戦略の中でのサイトの位置づけ
3.競合サイトとの比較

1.サイトのアクセス状況

Google Analytics(グーグルアナリティクス)などの解析ツールでアクセス状況を確認することで、

・現在のコーポレートサイトのどのページがユーザーに見られているか
・どのようなユーザーがサイトを閲覧しているか
・反対にどこで離脱をしているか

などを見ることができ、ユーザーの興味関心を把握することができます。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)は一応入れているけど、これまであんまり活用したことがない、という企業様もご安心ください。
サイト解析のプロがGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の活用方法を丁寧にレクチャーいたします。

2.マーケティング戦略の中でのサイトの位置付け

これまで、コーポレートサイトが企業のマーケティング活動の中でどのような位置付けで活用されているか、を改めて整理し、確認します。
これにより、

・コーポレートサイトがこれまで効果的に活用されてきたか
・ユーザーの誘導フローがスムーズではない場所がないか

などマーケティング戦略の課題を発見することができます。

コーポレートサイトはあくまでも企業のマーケティング活動の1過程です。
その他の活動と効果的に連携することで、本来の効果を発揮します。

3.競合サイトとの比較

競合サイトのサイト構造やデザイン、内容を自社のものと比較することで、自社サイトの課題や改善点を発見することができます。
また、競合サイトが掲載していない内容を見つけ、自社サイトに盛り込むことで、他社との差別化を図ることも可能です。

目標設定には時間をかけて

弊社では、目標設定には数ヶ月の時間をかけてじっくりと話し合いながら決めることをご提案しています。
なぜなら、コーポレートサイトは、企業のマーケティングフローの中の1通過点に過ぎないからです。

コーポレートサイトの効果を最大限出すためには、企業全体のマーケティング戦略の再整理から行うことが最も効果的であると考えています。
ユーザーは下記のように、ONLINEとOFFLINEを行き来しながら製品やサービスを選んでいます。

Webサイトは、OFFLINEで何かの動きがあるたびに何度も閲覧されるメディアですので、重要度が高いことはおわかりいただけると思います。
このようなフローを自社の場合に当てはめながら、どのようにコーポレートサイトを活用していくのがベストか、戦略的に決めていくことが重要です。

BtoBマーケティングフロー

また、弊社では、サイト制作に入る前にまずはマーケティングのフレームワークをご一緒させて頂き、企業様の強みや目指す方向性をしっかりと共有した上で、サイトを含めたマーケティング戦略を設計、その後、コーポレートサイトでの目標設定を行います。

時間はかかりますが、目標設定にこの手順を加えると、貴社と弊社との共通認識だけでなく、貴社内での目標設定とその意義の共有もしっかりと出来るため、プロジェクトに関わる全員が同じ目標を理解し、プロジェクトを進めることができます。

フレームワーク

サイト制作

目標が決まったらいよいよサイト制作です。

サイトマップとワイヤーフレームの作成

サイトを設計する際はサイト全体の構成をまとめた「サイトマップ」を作成しますが、前述のように「ユーザーファースト」のサイト構造を考慮し、ユーザーが欲しい情報にすぐたどり着ける構成を組み立てます。複雑な構成はユーザビリティが低くなるため、禁物です。
サイトマップは、下記のようなカードミーティングで打ち合わせで話し合いながら決めていくととてもスムーズです。

カードミーティング

また、タイトル・掲載する文章・広告などを配置構成するワイヤーフレームは、

・見やすさ
・読みやすさ
・分かりやすさ

に注意して作成することが大切です。

デザイン制作のポイントは2つ

・目標設定に合うデザインになっているか
・ユーザーにとって使いやすいデザインになっているか

自社の目標設定とユーザニーズのバランスを考えながら、デザインを設計していくことがとても大切です。

サイト公開後の運用

サイトを公開したら、ついに、「マーケティング活動のスタート地点に立った」という段階です。
実はここからの運用が最も重要なポイントです。
公開後の運用で、予め設定した目標達成に向けPDCAサイクルを回していき、サイト自体を成長させていくことが必要なのです。

定期的に更新をする

サイト閲覧者を増やし、リピートしてもらうために、定期的にコンテンツを更新しましょう。コンテンツの更新が途絶えると検索エンジンからの信頼性が下がり、検索順位が落ちる可能性があります。例えば、新商品やサービスの紹介、ユーザーにとってのお役立ち情報、サービスの導入事例等、ユーザーが知りたい情報を掘り下げ、定期的にコンテンツを更新していきましょう。

また、定期的な更新のためにも、WordPressなどのCMSを導入することをお勧めいたします。
お知らせのコンテンツやお役立ち情報などのコラム記事を簡単に更新することができるため、とても便利でタイムリーな更新が可能です。

 

効果測定

定期的な情報更新の結果、ユーザーの反応がどのような状況か、設定した目標は達成されているか、を確認しましょう。Google Analytics(グーグルアナリティクス)などのアクセス解析ツールを使い、サイトのアクセス数や閲覧ページ、資料ダウンロードや問合せにつながっているかなどを確認します。
月に一度、制作会社にアクセス解析レポートを提出してもらうと良いでしょう。

アクセス解析レポート例

コーポレートサイトリニューアル事例

ここでは実際にコーポレートサイトのリニューアル事例をいくつかご紹介いたします。

メリックス株式会社様

メリックス株式会社コーポレートサイトリニューアル

創業60余年、給食受託業務:企業・病院・福祉施設・学校・保育園等社員寮 ・研修所・保養施設等の管理・運営スポーツ栄養 ・アスリートマネジメント等を行っていらっしゃるメリックス株式会社様のコーポレートサイトをリニューアル。世間一般にあまり知られていない給食業界の仕事環境を可視化し、明るくフレンドリーなサイトに仕上げました。

株式会社KA-TSU様

 
株式会社KA-TSUコーポレートサイトリニューアル

イベントプロデュースとWellness&Beautyの2事業部を持つ、株式会社KA-TSU様のコーポレートサイトをリニューアル。
サービスの全体像がひと目で分かるよう、TOPページに全てのサービスパネルを配置し、ユーザーに届きやすいように変更。
業界の特性上公開できる情報が少ないため、別途サービスサイトとInstagram(インスタグラム)を制作し、活動内容やキャンペーンのお知らせなどを定期的に行っています。

株式会社ワンイーチ様

中高生向けにオンラインで高校の学位が取得できるオンラインプログラムを提供する株式会社ワンイーチ様のコーポレートサイトを制作。
ターゲットである親世代、学生に向けてプログラムのポイントをわかりやすく伝えるため、TOPページに「ONE EACHが選ばれる理由」コンテンツを掲載。競合他社との差別化ポイントを最初に打ち出すことで、ユーザーにとっての比較検討がしやすいよう設計しました。
また、ユーザーニーズが想定される情報をコラム記事として作成し、定期的な更新を行っています。

まとめ「コーポレートサイトはマーケティングの最大の武器」

今回はコーポレートサイトのリニューアルの必要性とメリット、進め方や事例をご紹介いたしました。
本記事をもとにコーポレートサイトリニューアル成功のポイントを掴んで頂き、貴社マーケティングの最大の武器としてご活用いただけますと幸いです。サイト制作・リニューアルに関するご相談がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

成功のポイントまとめ

1.ユーザーファーストのサイト構造
2.コンセプト・目標に沿ったサイトデザイン
3.現状分析で自社の課題と強みを洗い出す
4.企業全体のマーケティング戦略の再整理
5.CMSを活用したタイムリーなサイト運用


執筆:
西出実華

大手企業広報コンサルから個店の事業プロデュースまで、少数精鋭、手作り、作り合わせにこだわるオールラウンドプロデューサー兼ライター

学生時代吉本新喜劇の脚本家に弟子入り、その後舞台演出家助手、イベント制作会社プロデューサー、web制作会社取締役を経て2010年、ベートーベンを立ち上げ。自身は、CEO、プロデューサー、ライターを兼任し、これまで数多くの企業様のPRやプロモーションを手掛ける。大手印刷会社顧問も兼任。その他、忙しい大人を応援する!をテーマに、出張型スクール「大人の学校」を日本全国規模で展開中。イベント業界を目指す学生に向けて、専門学校や大学などで抗議活動も行う。アートプロジェクトにも積極的に参加。
<映画>Documentary movie「KATSUO-BUSHI」エグゼクティブ・プロデューサー 海外映画祭にて(AFI DOCS等多数)オフィシャルセレクションに選ばれる。

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