【テレワーク時代】3つの課題と解決策【中小企業向け】
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、テレワークへ切り替える中小企業が増えています。
しかし、これまでの働き方とは違うため、トラブル発生も…。
会社の存続が危ぶまれたり、社員の健康を守れなかったり、失敗談をよく聞きます。
そこで今回はテレワーク導入を成功させるために、3つの課題と解決策を紹介します。
課題1.コミュニケーション
雑談が減ると、社員同士の連携に支障が出る場合があります。
例えば始業時間前・お昼休憩時・喫煙タイムなどの何気ない会話。
業務とは関係ないような会話がコミュニケーションを円滑にしています。
しかしテレワークではこのような雑談の機会がほぼゼロに。
気軽に相談・確認できなくなり、業務に遅れが出るなども考えられます。
今日からできる対策は、チャットツールで雑談専用のスレッド・チャンネルを作成することです。
また、Web会議ツールを導入して定期的に面談を組むのも良いでしょう。
実際に顔を合わせなくても、挨拶や天気の話などたわいない話ができる環境を用意しましょう。
課題2.情報漏えい
テレワークでは、会社から支給された機器だけではなく、うっかり私物端末(PC・タブレット・スマホ)を利用してしまう可能性も。
会社の端末よりもセキュリティが甘く、機密情報・顧客情報が漏洩する危険性を含みます。
そこでおすすめなのが「サイバーセキュリティお助け隊サービス」。
「サイバーセキュリティお助け隊サービス」はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の基準を満たしたサービスのみが認定されます。
例えば「MS&ADインターリスク総研株式会社 防検サイバー」では、
- テレワーク対応24時間365日の常時監視
- AIによる挙動検知
- 付帯保険による補償
- サイバー事故時のログを活かした初期対応
などが含まれて、月1,000円/台からとなっています。
万が一のために、セキュリティ対策を行いましょう。
課題3.労働時間の増加
テレワークに切り替えると、時間外・休日労働をしたにもかかわらず申告していない従業員が出てきます。
自宅勤務はいつでも仕事できる状態。
出社とは違い、上司や同僚などが残業に気づきにくい環境です。
「仕事とプライベートの切り分けが難しい」「納期に間に合いそうにないから」といった理由から長時間労働を引き起こします。
厚生労働省の『労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン』では「始業・終業時刻の確認及び記録」を推奨しています。
テレワークではチャットでの報告や勤怠管理システムの利用が現実的と言えるでしょう。
まとめ:テレワークの課題と解決策
テレワークは従来とは異なる働き方で、戸惑いもありますよね。
今回はテレワーク時代の主な課題と解決策について紹介しました。
- 課題1.コミュニケーション
- 課題2.情報漏えい
- 課題3.労働時間の増加
テレワークの課題と解決策を知り、今後も会社そして社員を守っていきましょう。