展示会動画 とは?効果・メリット・費用・作成時のポイントまで徹底解説

展示会には動画は必須!新しい商品やサービス、自社のPRなど、動画を活用して、自社ブースへ集客しましょう。そんなとき、どんな動画が効果的なのか、作りたいけれど費用もかかるし動画のイロハもわからない。。そこで、この記事を読めば、展示会動画の効果・メリット・費用・作成時のポイントまで、丸わかりです。魅力的な動画を作って、注目を集めていきましょう。

展示会動画の効果とメリット

展示会動画に期待できる効果は、大きく分けて三つあります。

A.来場者の注目度アップ

B.伝達できる情報量が大幅アップ

C.担当者の営業効率がアップ

です。まず、Aの来場者の注目度アップについてです。展示会での来場者の心と体の動きを考えてみましょう。来場する→何か面白いもの、気になるもの、興味関心を引くもの、はっとさせられるものに期待する→何か目に留まる→足を止め、確認するといった動線は容易に予想できます。この、何か目に留まるという点で、動画が効果的に助けてくれます。しかし、ここで注目していただきたいのが、来場者の目に留まっている時間です。残念ながら、最初から最後までずっと見てくれる来場者はほとんどいません。何気なく前を通って、動画を見てもらえる時間は、わずか5秒、いや体感3秒といったところでしょう。では、その3秒ルールを課す中で、一体どんな動画がインパクトを残してくれるのでしょうか。これについては後ほどお話ししたいと思います。

次に、Bの伝達できる情報量が大幅アップということについてです。動画の情報量は静止画や文字に比べて格段に多いことはすでにお分かりかと思います。動画は通常1秒間に24枚~30枚の静止画が断続的に脳に刺激を与え、かつ音までついています。もちろん一枚の静止画でもじっくり見れば、具体から抽象までありとあらゆる情報が含まれていることでしょう。しかし、ここは展示会。情報量をなるべく短時間で、多く伝達したいのです。また、展示会ブースに搬入できない大きい機械や建築物をPRしたい際にも、動画はスモールライトさながら、ブースである程度の具体性を伴って、来場者にお届けできるのです。

三つ目のポイントが、Cの担当者の営業効率アップということです。あらかじめ動画で大まかなイメージを共有してもらい、それを踏まえて担当者が丁寧に説明することで、来場者の理解や興味・関心、購入意欲などが一段と深まっていきます。この流れはいわば映画鑑賞体験と似ています。展示会動画はまさに、映画を見る前の予告編なのです。(映画本編にあたる担当者のプレゼンが面白ければ、資料を持って帰って改めて読んでくれるでしょう。それはまさに映画パンフレットを買っておくという行為と同じです!)この担当者の説明の際に、タブレットなどでも見れる別の動画を用意することで、より一層効率が上がるかもしれません。一方で、ざっくり説明する動画ではなく、しっかり説明する動画を作成するということも担当者による説明のばらつきを抑制できるという点で、効果的です。どういった営業を行うかによって、作る動画の内容も変わってきますので、ここは要検討ポイントになってきます。

作成時のポイント

ここではいざ動画を作るとなった場合に注意してほしいポイントを上げていきます。全部で五つです。

A.動画の時間をコンパクトに!

B.動画には字幕とテロップを!

C.演出はダイナミックに!

D.聴きづらい音はNG!

E.視聴環境を考えよう!

まず、Aの動画の時間をコンパクトに!です。展示会動画の場合、長さは15〜30秒です。どんなに長くても1分としましょう。それを繰り返し放映すればいいのです。またこの動画何を伝えたいか、どういう効果を生みたいかを押さえた動画にしましょう。冒頭でもお伝えしたように、展示会という場所は3秒ルールも適用される状況でもあります。そんな短い時間の中で、どんな演出が施された動画良いのでしょうか。それがいかに続くポイントを押さえたものと言えるでしょう。

ポイントの二つ目が、Bの動画には字幕とテロップを!です。絵だけで見せて判断してもらうには、時間的にもハードルが高すぎます。そして会場はうるさくて、音も聞き取りづらいかもしれません。また、その動画を近くから視聴するとも限りません。普通よりも遠くから目にしているかもしれません。ですから、字幕とテロップは必須です。動画は文字情報も伝達できるのですから、使わない手はないですね。しかし、ここで注意してほしいのは字幕テロップは必須だからといって、字幕とテロップが目立ちすぎる、多すぎる動画にしてしまうと、それはもはや動画ではなくなってしまい、そもそものインパクトが欠けてしまいます。ですので、あくまで字幕とテロップは動画を補助するアイテムとして活用することをお勧めします。

ポイントの三つ目は、Cの演出はダイナミックに!です。それもそのはず。インパクトを与えて、より多くの来場者の目に留まってほしいからです。これはバズるバズらないといったものとは異なります。動画のダイナミクスを生まなければいけません。例えば、デパートのウィンドウショッピングでどんなものが置いてあったら目に留まりますか?普段、街のサイネージや電車の広告でどんなものを見て印象に残ってますか?少し思い出してみてください。そこにヒントはあるはずです。

ポイントの四つ目は、Dの聞きづらい音はNG!です。そもそも展示会だから音は聞こえないかもしれません。それでも、聞こえる環境になった場合、動画の音がノイズだらけだったり、聞き取りづらかったりすると、動画の評価というよりも、その展示している商品や会社イメージのダウンまでつながってしまうかもしれません。そうなんです。動画で一番大事なものは視覚情報だと思うかもしれませんが、実は音が視覚情報を裏で操っているといってもいいほど、音は最重要ポイントの一つなのです。音が良くてもあまり気づかないかもしれませんが、音が悪いと気になってしょうがないという、非常に厄介な存在です。

ポイントの五つ目は、Eの視聴環境を考えよう!です。これはその動画が一体どの媒体を通して放映されるかということです。大きいスクリーンなのか、タブレットなのか、ミディアムサイズのモニターなのか。それぞれの大きさにあった動画を作成していきましょう。

事例別費用感

ここでは事例別費用間についてお話しします。展示会動画で最も費用がかる部分は人件費です。ですので、実働が多くなるアニメーションやCGを使用したものはその分コストがかっていきます。一方でメリットもその分多いです。実写では表現しきれない部分を描けたり、ダイナミックや優しい感じ、などといった動画の印象をコントロールすることもできます。また完全アニメーションや完全CGのものであれば、(ほとんど)実写撮影のコストもありません(CGやアニメーション作成のために撮影することもありますので、100%ないとは言い切れません。)では、実写映像の場合はコストが安いのか、ということも一概にそうとは言えません。役者や著名な方をキャスティングしたり、ロケーションを選んで撮影したり、撮影機材を映画撮影のようにこだわって使用したいといった場合には、コストがかかってきます。実写には実写の良さもあります。感情移入がしやすいであったり、わかりやすさも向上できます。実写にアニメーションとCGを混ぜて動画を作成することもあるでしょう。目的や予算にあった動画をプランニングして作成することが重要です。

一例を挙げてみます。

こちらのサイトに掲載されているのは、弊社制作のロングバージョンとショートバージョンの2種類の動画です。

https://www.jcom.co.jp/business/smart-art-frame/

こちらの商品は展示会でも出展されて、動画も活用されました。こちらは実写撮影とCGを組み合わせたものになります。Webサイト、動画、ブースまでトータルでコンセプトを統一させて制作したため、それぞれが相互作用し、効果的なプロデュースを行うことができました。また動画内音声も常にブースでリピートされていたため、効率的に営業活動を進めることができました。ちなみにショートバージョンで営業をし、ロングバージョンはさらに気になる方へ向けた動画となっています。動画は役者MCをキャスティングしながらも、シチュエーションを描く際にロケーションを逐一変えて撮影コストがかかってしまう部分を、白ホリのスタジオでシチュエーションに合わせた美術を使うことで、ロケーション料金を最小限に抑えることができました。また実際動画に登場していただいた役者さんに実際に展示会へ来ていただくことで、ある種、画面の向こうと現実がつながったという感動をも生み出すことに成功し、全体と部分がうまく混じり合って効果的なプレゼンテーションを行うことができました。これこそ動画視聴以上のダイナミック感です。

展示会動画をお考えなら、お早めに

展示会で動画を活用したいとお考えの場合、なるべく早めに動き始めましょう。そもそも展示会を出したいけれど、何をしたら良いかわからない場合でも、トータルプロデュースを行なっている弊社へ、お気軽にご相談ください。展示会動画のみならず、展示会ブースデザインや紙媒体デザインおよび発行、Webサイト運営など、軸をブラさずに一括でプロデュースいたします。スケジュールとご予算に合わせ、貴社にとってベストオブベストな効果を生み出していきます。

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