飲食店の集客力UP!WEBマーケティングの方法と成功事例

飲食店経営者にとって、集客は非常に重要な要素です。特に近年は、インターネットを活用したWEBマーケティングが急速に普及しています。この記事では、飲食店の集客力をアップさせるWEBマーケティングの方法と、その成功事例をご紹介します。

なぜWEBマーケティングが必要か

理由は5つあります。

1.お客様がwebでお店を検索するから

インターネットの普及により、多くの消費者が飲食店選びをオンラインで行う様になりました。WEBマーケティングを活用することで、自店の情報を効果的に拡散し、消費者に目に止まりやすくすることができ、これにより、集客力を向上させることが可能です。

2.狙った層にアプローチできるから

WEBマーケティングでは、ターゲットとする顧客層に特化した情報発信が可能です。SNSやSEO対策を活用することで、自店のターゲット層にアピールし、効果的に集客を行うことができます。

3.顧客とのコミュニケーションが強化できるから

WEBマーケティングを活用することで、顧客とのコミュニケーションが向上します。SNSやメールマーケティングを通じて、顧客と直接やりとりができるため、顧客ニーズを把握しやすくなり、リピート来店を促すことができます。

4.口コミ効果が期待できるから

飲食店選びにおいて、口コミは非常に重要な要素です。WEBマーケティングを活用し、良い評価や感想を集めることで、信頼感が増し、新規顧客を獲得しやすくなります。

5.コストパフォーマンスが良いから

他の媒体に比べ、広告費や人件費が抑えられるWEBマーケティングは、コストパフォーマンスがとても高いとされています。特に、SNSやGoogleマイビジネスなど無料で活用できるサービスを上手く利用すれば、少ない投資で大きな効果を得ることが可能です。

何より「コスパが良い」というのが、個人的にはとても良いと思っています。
なかなか広告などにまとまったお金を使う余裕がない、という時にWEBマーケティングは最も費用対効果が良い方法なのではないでしょうか。

では、具体的にどのようなWEBマーケティング手法があるのか、ご紹介していきます。

集客方法①:SEO対策を行う

SEO対策
SEO対策

検索エンジン最適化(SEO)対策は、WEBマーケティングの基本中の基本です。お店のウェブサイトやブログを、検索エンジンで上位に表示させることで、集客力を向上させることができます。SEO対策を行う際のポイントは下記の5つ。

  1. キーワード選定
    適切なキーワードを選定することで、検索エンジン上で自店が目立ちやすくなります。ターゲットとする顧客層が検索するであろうフレーズや言葉をリサーチし、それらをウェブサイトやブログの記事に組み込むことが重要です。
  2. 内部リンクの強化
    ウェブサイト内で関連するページ同士を適切にリンクさせることで、検索エンジンがウェブサイトの構造を理解しやすくなります。これにより、サイト全体のSEOパフォーマンスが向上し、検索順位が上がることが期待できます。
  3. コンテンツの充実
    検索エンジンは、価値ある情報を提供するウェブサイトを高く評価します。そのため、役立つ情報や魅力的なコンテンツを定期的に更新し、ウェブサイトを充実させることが重要です。また、コンテンツはユーザーにとって読みやすく、理解しやすい形式で提供することが求められます。
  4. ページ速度の向上
    ページの読み込み速度は、ユーザーエクスペリエンスや検索エンジンの評価に影響を与えます。ページ速度を向上させることで、ユーザーが快適に閲覧できるだけでなく、検索順位にもプラスの効果が期待できます。画像の最適化やキャッシュ設定、不要なプラグインの削除などを行いましょう。

弊社のお客様には、定期的なコラムやニュースの更新をお願いしています。どういったキーワードで上位に表示されるようにすると集客に繋がりやすいのかは、お店のメニューやサービス内容、場所等によって様々ですので、プロに相談しながら戦略的に行いましょう。

また、SEO対策とは違いますが、予約が簡単にできるようなサイト設計も重要です。ホームページの上部に予約ボタンや電話番号などをわかりやすく掲載し、どのページからでもスムーズに予約ができるよう、サイトを作りましょう。

集客方法②:Googleマイビジネスを活用する

Googleマイビジネス
Googleマイビジネス

Googleマイビジネスは、無料でお店の情報を登録できるサービスです。店舗情報や営業時間、写真などを登録し、Googleマップや検索結果に表示させることで、集客力を高めることができます。
具体的な活用方法は以下の6つ。

  1. 店舗情報の登録・更新
    Googleマイビジネスにお店の住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトなどの基本情報を登録しましょう。また、営業時間の変更や休業日などがある場合は、随時情報を更新することで、顧客に正確な情報を提供できます。
  2. 写真や動画の追加
    店内の様子や料理の写真、動画を積極的にアップロードすることで、顧客がお店の雰囲気や提供する商品をイメージしやすくなります。また、高品質な画像や動画を使用することで、お店の魅力をより効果的に伝えることができます。
  3. レビューへの対応
    Googleマイビジネスでは、顧客からのレビューや評価を受け付けることができます。良いレビューには感謝のコメントをし、悪いレビューには改善策を示すなど、丁寧に対応することで信頼感が増します。また、レビューを積極的に集めることで、検索結果において競合店舗との差別化が図れます。
  4. 投稿機能の活用
    Googleマイビジネスには、投稿機能があります。この機能を利用して、新メニューの紹介やイベント告知、特別なキャンペーン情報などを定期的に発信しましょう。これにより、お店の最新情報を顧客に届けることができます。
  5. インサイトの分析
    Googleマイビジネスでは、アクセス解析や顧客行動のデータを提供しています。これらの情報を活用して、検索トレンドや顧客の興味・関心を把握し、さらなるマーケティング戦略の改善に役立てていきましょう。例えば、どのキーワードで検索されて訪問されることが多いか、どの地域からのアクセスが多いかなどのデータを分析し、それらに基づいてキャンペーンやコンテンツの企画を行うことで、より効果的な集客が期待できます。
  6. Q&Aセクションの活用
    GoogleマイビジネスにはQ&Aセクションがあります。これを活用して、顧客からのよくある質問や疑問に対して事前に回答を用意することで、顧客の購買意欲を喚起することができます。また、顧客が自ら質問を投稿することもできるため、適切な回答を行いながらコミュニケーションを図ることも可能です。

集客方法③:SNSマーケティングを行う

SNS
SNS

SNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)を活用したマーケティングも効果的です。美味しそうな写真や動画を投稿し、フォロワーとのコミュニケーションを活発化させましょう。また、キャンペーンやイベント情報も積極的に発信していきましょう。

場所やメニューなどで飲食店を検索すると食べログやぐるなび等のサイトが出てきますが、そこでお店の基本情報や口コミはチェックできますが、タイムリーな情報は見ることができません。
今日はどんなものが食べられるのか(旬のメニュー等)、お店の雰囲気は実際どういうふうな感じなのか、どういう人が作っているのか等、お店の雰囲気伝え、親近感を持ってもらうために有効です。
近年では、お店探しはgoogleなどではなく、instagramで行うという人たちも急激に増えているので、アカウントを持っていないことで大きな機会損失になっているとも言えるのです。
具体的なアプローチ方法をいくつかご紹介します。

  1. クオリティの高いコンテンツ投稿
    美味しそうな料理の写真や、お店の雰囲気が伝わる動画を投稿することで、顧客の興味を引き付け、シェアやいいねが増えることでさらに多くの人々に情報が伝わります。プロのカメラマンやデザイナーに依頼することも検討して、クオリティの高いコンテンツを投稿しましょう。
  2. フォロワーとのコミュニケーション
    SNSは、情報発信だけでなく、フォロワーとのコミュニケーションツールとしても有効です。投稿に対するコメントやダイレクトメッセージで、フォロワーからの質問や要望に迅速かつ丁寧に対応しましょう。また、フォロワーの投稿にいいねやコメントをすることも、関係性を築く上で大切です。
  3. ハッシュタグの活用
    ハッシュタグは、投稿のテーマやキーワードを表すもので、特定のハッシュタグで検索することで関連投稿を見つけることができます。適切なハッシュタグを使用することで、自店の投稿がより多くの人々に届き、フォロワー数の増加や集客に繋がります。
  4. キャンペーンやイベント情報の発信
    SNSを通じて、限定メニューやキャンペーン、イベント情報を積極的に発信しましょう。これにより、フォロワーがお店に来店するきっかけを提供でき、リピーターの獲得や新規顧客の開拓
  5. インフルエンサーや地元コミュニティとのコラボレーション
    地元のインフルエンサーやコミュニティと連携し、共同でイベントを開催したり、インフルエンサーがお店を訪れた様子をSNSで紹介してもらうことで、より多くの人々にお店の魅力を伝えることができます。インフルエンサーのフォロワー層がターゲット顧客と重なる場合は特に効果的です。
  6. 定期的な投稿と分析
    SNSマーケティングの効果を最大化するためには、定期的な投稿が重要です。一定のペースで投稿を行い、顧客が常に新しい情報を得られるようにしましょう。また、投稿のパフォーマンスを分析し、どのような内容やタイミングが反応が良いかを把握して、戦略をブラッシュアップしていくことが大切です。

SNSマーケティングを効果的に行うことで、飲食店のブランディングや集客力を向上させることができます。各SNSの特徴や投稿のタイミング、ターゲット層を考慮しながら、継続的に取り組むことが成功への鍵となります。

集客方法④:メールマーケティングを行う

メールマーケティング
メールマーケティング

今やメールマーケティングは古い?と思われがちですが、メールマーケテイングは、顧客とのつながりを強化し、リピート来店を促すのに有効です。ご来店時にお客様のメールアドレスをお伺いし、定期的にニュースやイベント情報、特典クーポンなどを配信しましょう。ポイントをいくつかご紹介します。

  1. メルマガ登録の促進
    顧客にメルマガ登録を促すため、店内やウェブサイトに登録フォームを設置しましょう。また、初回登録特典や限定クーポンを提供することで、登録者数を増やすことができます。
  2. 配信内容の工夫
    メールマーケティングの効果を最大化するためには、配信内容を工夫することが重要です。例えば、季節やイベントに合わせたメニュー情報、お店の裏側を紹介するコンテンツ、スタッフのインタビューなど、顧客が興味を持ちやすい内容を提供しましょう。
  3. セグメンテーションによるパーソナライズ
    顧客データを分析し、セグメント別にメール配信を行うことで、よりパーソナライズされたコンテンツを提供できます。顧客の購買履歴や来店頻度、好みなどに応じて、適切な情報やクーポンを配信することで、効果的なリピート来店を促すことができます。
  4. 配信タイミングと頻度の最適化
    メールの配信タイミングや頻度も重要な要素です。顧客がメールを開封しやすい時間帯を把握し、適切な頻度で配信を行うことが求められます。配信頻度が高すぎると、顧客が迷惑を感じる可能性があるため、適切なバランスを考慮して配信計画を立てましょう。
  5. メールのデザインと読みやすさ
    メールのデザインは、顧客が情報を受け取りやすいかどうかに直接影響します。明確なタイトルや見出し、簡潔でわかりやすい文章、適切な画像や動画の使用など、メールのデザインにも工夫を凝らしましょう。また、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスでの閲覧が快適になるように、レスポンシブデザインを採用することも大切です。
  6. 効果測定と改善
    メールマーケティングの効果を測定し、改善に取り組むことで、より効果的なキャンペーンが実現できます。開封率やクリック率、コンバージョン率などの指標を分析し、配信内容やタイミング、ターゲット層の最適化を進めましょう。また、A/Bテストを活用して、最適なデザインやコンテンツを見つけることも有効です。

集客方法⑤:レビューサイトや口コミサイトを活用する

レビュー、口コミ
レビュー、口コミ

飲食店選びにおいて、口コミや評価は非常に重要です。グルメサイト(食べログ、ぐるなびなど)や口コミサイトを活用し、良い評価や感想を積極的に集めることで、集客力を向上させることができます。

ご来店いただいたお客様に、グルメサイトへの書き込みをお願いしてみましょう。効果的な活用方法をいくつかご紹介します。

  1. お店の情報を正確に登録する
    まずは、飲食店の情報を正確かつ詳細に登録しましょう。営業時間、メニュー、価格、アクセス方法など、顧客が知りたい情報を充実させることで、来店の障壁を低くすることができます。
  2. 写真や動画を活用する
    美味しそうな料理の写真やお店の雰囲気を伝える動画をアップロードすることで、顧客の興味を引きます。また、顧客が投稿した写真や動画に対して、お店側がコメントやお礼を返すことで、より良い印象を与えることができます。
  3. 口コミや評価を促す
    お客様に口コミや評価を投稿してもらうことで、集客効果を高めることができます。来店時やお会計時に口コミ投稿をお願いすることや、SNSでのシェアを促すキャンペーンを実施することが効果的です。
  4. ネガティブな口コミへの対応
    ネガティブな口コミには、適切に対応することが重要です。改善点を真摯に受け止め、お詫びや具体的な改善策を明示することで、信頼性をアピールできます。
  5. 口コミや評価の分析
    口コミや評価を分析し、お店の強みや改善点を把握することが大切です。顧客のニーズに応じてメニューやサービスを改善し、更なる集客力向上を目指しましょう。

飲食店の集客において、レビューサイトや口コミサイトは欠かせない存在です。これらのサイトを上手く活用し、良い評価や口コミを増やすことで、飲食店の集客力を大幅にアップさせることができます。

SNS活用成功事例

ここではSNSをうまく活用し、集客につなげている成功事例をいくつかご紹介します。

餃子の王将(twitter)

言わずとも知れた餃子の王将さん。お得なキャンペーン情報や新商品のご案内などを投稿しています。写真や動画もダイナミックで食欲を誘いますね。

出典元:餃子の王将公式twitter

餃子の王将

billsjapan(instagram)

オーストラリア・シドニー発のオーストラリア料理店billsjapanさん。instagramの特性を活かし、綺麗な写真を投稿されています。投稿写真の世界観にこだわることで、お店の雰囲気もうまく伝えることができています。

出典元:billsjapan公式instagram

itamae014(instagram)

フォロワーの数が多いことが必ずしも大切とは限らない成功事例がこちら。割烹料理店 伊勢すえよしさんの店主アカウントです。こちらのアカウントは、お客様からのコメントが多数。ご質問などへの回答もひとつひとつ丁寧に対応されています。instagramをファンマーケティングに活用している好事例と言えるでしょう。

出典元:itamae014公式instagram

集客方法⑥:広告を出す

広告を出す
広告を出す

新規の顧客を獲得するためには、広告を出稿することも効果的な手法です。お店で実施するキャンペーンやイベントと合わせて、効果的な広告を出し新しいお客様を開拓しましょう。

広告媒体は、GoogleやYahooなどのリスティング広告やMeta(Facebook、Instagram)、LINE等のSNS広告が低予算から広告運用ができ、お勧めです。

集客方法⑦:メディアにアプローチをする

グルメ雑誌などのメディアにアプローチをし、雑誌やwebなどで紹介してもらうのも効果的な方法です。お店のメニューやこだわり、期間限定のキャンペーンなど、メディアに向けて定期的に情報発信をしてお店を取り上げてもらうよう働きかけましょう。

最初はメールでのアプローチなどではなく、メディア向けの試食会等のイベントを開催し、新メニューを試食していただく等、直接お店に来ていただけるような企画を立てコミュニケーションを取るなどの方法がおすすめです。

WEBマーケティング手法を活用することで、飲食店の集客力を大幅にアップさせることができます。しかし、効果的なWEBマーケティングを行うためには、継続的な取り組みが必要です。成功事例を参考にしながら、自店に合った戦略を立てて、集客力を向上させていきましょう。

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